名古屋第一部長

信友は、課ごとに独立採算制を採用しているため、課長は中小企業の社長と同じ責任と権限を持つことになります。毎年、会社から何億という資金を借りて、自分たちのビジネスを展開し、利益を上げる責任があるんですね。私の場合、今も当社で1〜2番目に売上の多い課を任されていますが、ここへ来る前は大阪にある当社テキスタイル部門でやはり一番売上が多い課の課長も兼務していました。責任も重大です。しかしその分、ある程度のリスクがともなうダイナミックな商売にチャレンジする権限も与えられています。例えば大阪時代のことですが、ある紡績メーカーから「Aという特殊な生地を使って、こんなビジネスをやってみたいんだ」という相談があったとしますね。その内容が、Aを要望されるコストで生産しようとすると、当然一定の量をつくらないといけない。しかし、その紡績メーカーが必要とするのは、その25%だけという条件であった場合、他社ならなかなか受けられない案件だと思います。それでも私は、Aという生地に魅力があれば「ぜひ、やらせてください!」と答えます。それは、自分たちの営業力で残りの75%を市場で売り切る自信があるから。 そして、そういう紡績メーカーとの取組みが、ヒット商品を生み出す可能性があるからなんですね。もちろん、失敗する可能性だってあるのですが、その時、販売先が信友に求めているのは、彼らの意欲的なビジネスに一緒に挑戦してくれることなんです。それに応えることが、信友の価値・魅力になるし、新たな挑戦は繊維業界そのものの活性化にもつながるんですね。私はよく「信友の立ち位置」を考えろ、と部下に言うんですが、信友に求められるのはモノだけではではありません。販売先のために我々にできるのは何か?を基準に自分の立ち位置を考え、取引先も、信友も、そして日本の繊維業界もハッピーになるシナリオを書くのが、繊維商社・信友の存在意義だと考えています。今後も、こうした取組みを重ねながら、さらに成長した信友を若い人たちに引き継がせるのが私のミッション。いい若手が育って来ていますから、意欲のある学生諸君には刺激的な環境だと思います。ぜひ、思い切って飛び込んできて欲しいですね。






1989年入社。
趣味のゴルフは、取引先とプレーすることが多い。「この体型なので、距離は出せるんですが、方向がちょっと」と笑いながら、あれこれ悩まず直感的に打つことの大切さを力説する。「B型ですから、長嶋さんと同じタイプですね。素振りもしないでパッと打っちゃう。悩んだって大して変わりませんから。仕事も一緒です。判断の早さが重要なんです」と言い切るが、スコアが90〜120と幅広いのが悩みの種だとか。入社以来30kgも増えた体重を減らすため、日々のランニングも欠かせない。ただ、何故体重が増えたのかは、本人しか知らない。