大阪営業部長

国内外の紡績メーカーから糸を調達して、織布メーカーなどに販売するのが大阪営業部の原糸課の仕事です。至ってシンプルな仕事ですが、実は奥が深いんです。一口に糸と言ってもその種類は膨大。その中から最適な機能と価格を持った商品を提案するためには、糸そのものはもちろん、紡績メーカーの特徴など様々な情報が必要になります。また、得意先の次のニーズを常に予測しながら行動することも大切です。そうした積み重ねが、得意先が求める商品やサービスを素早く提案できる信友の強さになっていくんですね。ただ、糸そのものはどこからでも買える商品ですから、提案を通して信頼を築いていくことが重要になります。最後は、「あの伊藤が言うなら」と得意先が思ってくれるかどうか?その意味で、ビジネスのカギになってくるのは人なんです。
例えば、タオルで有名な四国の今治は、私が名古屋第一部原糸課の課員時代に新たに開拓した産地ですが、最初はどこへ行っても門前払い。「何しに来たんや」という感じでしたね。今治の得意先の信頼を得るため、毎週名古屋から4時間かけて今治へ通いました。何度も顔を出し、他の産地ではどんな糸が使われているか、といった信友ならではの幅広い情報を発信し続けました。そんなことを5年続けて、ようやく1社、また1社と取引をしてくれる企業が増えていったんです。今では“今治タオル”の多くは信友の糸で作られています。信友は今、アジアなど海外への販売を構築しつつありますが、そこでも「まずやってみる!」というチャレンジ精神が求められると思います。挑戦に失敗はつきものなんですから、それを恐れず行動できる人に入社してもらいたいですね。私が、「おまえ、もうちょっと考えてから行動しろよ」と思わず言ってしまうくらいの人が、ちょうどいいんですよ、きっと。






1988年入社。
「思い立ったら即行動」が伊藤のポリシー。失敗を恐れず、何事にもチャレンジすることが大事だと彼は語る。そんな伊藤の休日は、家族のために料理を作るなど、とても家庭的。得意料理はカレー。ただし、普通のレシピ通りには作らないのが伊藤流だ。様々なルーを組み合わせ、醤油を入れたり、ケチャップを加えたり、カレーひとつにも彼のチャレンジ精神は発揮される。「まぁ、失敗することもありますけどね」と笑いながら、伊藤はまた新たなカレーの構想を練り始める。